初年度0円のドメインを取る前に、2年目以降の実質年額を計算した
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2026年8月9日、このサイト用の独自ドメイン shikumilog.com をお名前.com
で取得した。申込画面に進む前に費用を一通り調べたら、「初年度0円」という見た目の価格と、実際に払い続ける金額はだいぶ違った。何をどう比べて決めたかの記録を残しておく。
きっかけ
このサイトは公開当初、Cloudflare Pages のサブドメイン(*.pages.dev)で動いていた。ASPへの媒体登録を控えて、先に独自ドメインへ移すことにした。理由は3つ。登録後にURLを変えると各ASPで変更手続きや再審査が要る可能性があること、検索評価の蓄積先を最初から独自ドメインにしたかったこと、そして取得の過程自体がこうして記事になることだ。
最初に考えていたこと
ドメインは初年度の価格で比べればいい、と思っていた。主要なTLD(.com や .jp など)は登録0円のキャンペーンが並んでいて、どれを選んでも大差ないように見えた。
実際にやったこと
空き確認はRDAPで無料でできた
候補は7つ考えた。空き状況は、レジストラの検索画面に入れる前に RDAP(ドメイン登録情報の照会プロトコル)で確認した。rdap.org 経由でドメイン名を照会し、404が返れば「レジストリに登録なし」だ。候補7つのうち6つが未登録だと、申込画面に触る前に分かった。
表示価格に27%が乗ることに気づいた
料金ページを見ていて、「サービス維持調整費」という項目を見つけた。2026年8月3日から料率27.00%で、ドメイン関連の表示価格に請求時に加算される。つまり比較すべき実質年額は「表示されている更新料 × 1.27」だった。
これで候補TLDの景色が変わった。1年あたりの実質更新コストはこうなる(表示価格は2026年8月9日参照)。
| TLD | 更新料(表示) | 調整費27%込みの実質 |
|---|---|---|
| .com | 1,408円 | 約1,788円 |
| .net | 1,628円 | 約2,068円 |
| .blog | 3,058円 | 約3,884円 |
| .jp | 3,124円 | 約3,967円 |
| .dev | 3,245円 | 約4,121円 |
初年度はどれも0円や数百円で並んでいるのに、2年目以降は最大で年2,300円ほど差がつく。エンジニアとして .dev には惹かれたが、.com の約2.3倍を毎年払う理由までは見つからなかった。サイト名「しくみログ」と一致してハイフンなしで打てる shikumilog.com に決めた。
なお初年度0円には「お一人様1個限り」「予告なく終了」の注記がある。誰でも必ず0円になるわけではないので、最終的な金額は自分の申込画面で確認するしかない。
オプションは1つだけ残して外した
申込前にオプションを3つ検討した。
- Whois情報公開代行: 登録者の氏名・住所がWhois(ドメイン登録者情報の公開データベース)に載る代わりに、事業者の情報を表示するサービス。これは新規登録と同時申込なら無料、後付けだと1,078円/年。同時に付けない理由がないので付けた
- Whois代行のメール転送オプション(330円/年): 代行アドレス宛に来る第三者からのメールを転送する。読者や企業からの連絡はサイトのお問い合わせフォームで受けられ、更新期限などレジストラからの重要通知は登録メールに直接届く。受けたいメールが想定できないので外した
- ドメインプロテクション(1,078円/年): 管理画面内の設定変更に承認手順を挟むサービス。操作するのが自分1人・1ドメインの運用では、強いパスワードと管理画面の2段階認証で足りると判断して外した
起きたこと
申込から取得までは詰まらなかった。請求額は0円で、1年目のキャンペーンは私のアカウントにも適用された。Whois情報公開代行は同時申込のチェックを入れたので、費用は発生していない。つまり今日払ったのは0円、来年からが年約1,788円だ。取得後のサイト側の切り替えは、ネームサーバーを Cloudflare に向け、Cloudflare Pages にカスタムドメインを設定し、サイト設定の baseUrl を書き換えるだけで、同日中に https://shikumilog.com で canonical と sitemap が配信されていることまで確認できた。
分かったこと
- **比較すべきは初年度価格ではなく「2年目以降の表示更新料 × 1.27」**だった。初年度はキャンペーンでほぼ横並びになるため、判断材料にならない
- 「無料」に同時申込という条件が付いているものがある。Whois情報公開代行は、申込画面でチェックを1つ入れるかどうかで、翌年から毎年1,078円の差になる
- 空き確認はレジストラの画面に行く前にRDAPで済む。候補を絞ってから申込画面に入れるので、その場の勢いで決めずに済んだ
調整費の27%という料率は為替変動を理由とした「一時的」なもので、今後変わり得る。更新のたびに実額を確認するつもりだ。
次からどうするか
- 年単位の固定費が発生する契約は、初年度ではなく2年目以降の実質額で比較する。この基準はドメインに限らず使えそうだ
- 更新時期に実額(調整費の料率)を確認し、この記事に追記する
同じことをする人へのポイント
- 候補ドメインの空きは
rdap.orgで無料・ログイン不要で確認できる(404 = 未登録) - お名前.comの表示価格には請求時にサービス維持調整費(2026年8月時点で27%)が加算される。比較表は「×1.27」で作り直す
- Whois情報公開代行は登録と同時なら無料。申込画面でチェックの入れ忘れ・外し忘れを確認する
- 初年度0円は「お一人様1個限り」。自分のアカウントで適用されるかは申込画面の表示額でしか分からない
この記事は、運営者自身の実践記録に基づいています。
出典
- お名前.com - ドメイン更新料金(2026-08-09 閲覧)
- お名前.com - ドメイン登録料金(2026-08-09 閲覧)
- お名前.com - サービス維持調整費の料率変更のお知らせ(2026-08-09 閲覧)
- お名前.com - ドメイン登録オプション(2026-08-09 閲覧)
- お名前.com - ドメインプロテクション(2026-08-09 閲覧)